痔瘻手術前の検査 その5



ガーゼの在庫です。朝 昼 晩 と 一日三回ぐらい交換し、一回三枚患部に充てるので、一箱 一週間で、なくなり処方箋で、買うのと、近くに何でも安いドラッグストアがあるので、そこでも、買い置きしました。


さて、痔瘻管にプラスチックの輪っか というか、紐を通すのと、痔瘻管の出口をカットする手術の前に、血液検査、PCR検査、麻酔医の問診察をやりました。
血液検査は、HIV ,HEPATISE B, TRACHOMATIS等の検査、手術日の72時間以内のPCR検査、それらの陰性証明書をもって、麻酔に対するアレルギー等過去にないかどうか等の 麻酔医による チェックを受けました。予選 通過。


手術日前日に 手術当日の時間の連絡が入り、午後2時半 開始、2時間前には 必ず 来院乞う 当日朝、座薬をつかって、腸を空にしました。この日の為に、肛門周囲の毛を自分で剃りました。朝食は、だめ、紅茶、コーヒーは、朝 OK. 砂糖OK. ミルク だめ。
結局 朝食 昼食 抜き。 全然 食欲 なし。


控え待機室にはいって、 十二時半に 痛み止め2錠を飲みました。


三時半 ようやく 手術室へはいり、下半身麻酔を打たれて、手術は、20分ぐらいかで、終了しました。ここまでは、予定どうり。


続く

痔瘻と手術 その4

 国民健康保険証 Carte Vitale と Mutuelle (保険組合加入番号)
この2つがないと、フランスでは、満足な治療は、受けられません。
Mutuelle に加入して、Mutuelleに毎月の保険料を納めなで、入院したりすると、場合によっては、適用外の治療とかは、治療費入院費を自腹で払うことになります。


日本だと、例えば 国民健康保険で 国が7割、 自己負担が、3割ですよね。こちらは、国民健康保険の負担率が傷病、薬によってまちまちだそうで、Mutuelleに毎月保険料を払って、自己負担分を減らす、 とまあ、乱暴な説明ですが、大きな会社は、日本と同様 自前の健康保険組合もってますし、Mutuelleの民間保険会社は、たくさん あり、普通 皆 Mutuelleに入ってます。




それは、さておき、昨年10月に 日本にお里帰りして、こちらに帰ろうとするときに、お尻が腫れだして、肛門科に駆け込んで、その肛門周囲膿瘍を切開してもらって、これは、実費で、3万円弱でした。本手術は、一週間の入院 プラス その後 毎週1回 一ヶ月くらい通院とのことでしたので、保険証とMutuelleのある、フランスに戻って 本手術受けることに なった次第でございます。


日本の今の国民健康保険証カードと基本的には 一緒ですが 自己負担率 全然違います。
ま、国 地方自治体に こちらでは、健康保険料納めないので、そこが、システムの違いでしょうかね。Mutuelleの保険料は、色々選べます。が、国の保険証とMutuelleは、連動します。


僕の感触だと、手厚いMutuelleにはいれば、日本より、断然 こちらのほうが、お得です。
ま、そりゃ、そうですが。当然 毎月のMutuelleへの支払いが、かさみます。


で、こちらに 戻ってきて、近所の肛門科のドアを叩いて、即 手術の手配、となった次第でございます。


昨年 年初より、 カイロ旅行 エジプトのカイロに遊びに、エジプト古代史の研究、及びカイロは イスラム教が入って以降、イスラム教の一大中心地ですので、市内に無数のモスク、イスラム寺院 イスラム学校がありますので、その研修ツアーに申し込みしていて、ツアー代金(戻りなし)を払込しちゃってたので、仕方ないなあ と思っていました。


が、僕の美人女医さんは、渡航OK。。。。    抗生物質と強い痛み止めの処方箋をだしてくれました。 それに ガーゼと 例の秘密兵器をスーツケースに忍ばせて、いざ カイロ。カイロ空港へは、シャルルドゴール空港から、四時間半で、時差一時間、
パリー羽田の15時間と比べると 段違いにらくー。
強い方の痛み止めには、微量のモルヒネが入っていたので、怖くて、もっていきませんでした。イスラムの国には、十分 気をつけないと、公開処刑になりたくない。




Dafalgann  と Doliprane は、 ごく ありふれた 痛み止め 解熱剤です。

痔瘻と手術 その3



これは プラスチック製の簡易ビデ 1500円ぐらいです。
本来は 御婦人用ですが、ウヲッシュレットない人は、これを浴室で、朝と夜、ヨード洗浄液を2キャップにぬるま湯を8センチ位張って、10分間、患部を浸します。
最初の五分後、傷口が塞がらないように、外側に引っ張るようにマッサージしなくてはならないのですが、当初 そんなの痛すぎて、やりませんでした。
1月21日の担当執刀医(この先生も結構 美人の女医さん、35歳前後かな、もっと若をいかも)の術後初めての診察で、患部を見るなり、早く塞がりすぎているので、余剰皮膚を取る、とか言い出して、引き出しを開けたら、器具がなかったので、隣の部屋の看護婦さんに ちょっと あれ 持ってきてくれないかしら と頼みました。
あれ って、専門用語なので、わかりませんが、持ってきてくれたのをちらっと見たら、先が線のような器具でした。


じゃあ、ちょっと我慢してね、と言われたかどうか 覚えてませんが、その器具で 皮膚が膨れた部分をこそげ取って、
「 ほら、これよ」
ってな感じで、僕に見せ給うた。


け け 結構 まあまあ 痛かった。麻酔もなにも なし。


しかし 無事 終了。この女医さんには、奮発して、4500円する、チョコレート詰め合わせを この日 持っていって プレゼントしました。
というのは、この先生の初診の日、手際よく、診察して、すぐ 本手術の日を決めてくれて、本手術当日は、手術室で、目だけ出して、誰が誰なのか よくわからず。


よって、実質、この日が 二回目みたいなもので、なかなか、相対するのが、限られているので、謹賀新年 ということで、チョコ持参しました。



さてさて、 上のビデで、朝の大排出後、患部をベタヂンで、殺菌消毒して、クリームを塗ったくるわけですが、せっかく きれいにしたあと、 また、便意を催したら、どうするの?  その場合は、下の写真の 秘密兵器を使います。






これは、トイレ洗浄液が入っていた 容器 をよく洗って、ラベルをはがして、ぬるま湯を淹れて、ウォッシュレット代わりに 使ってます。僕の 発明。特許申請しなくては。
まったく、お金もかからず、噴出口の角度といい、すばらしい。
カイロ旅行にも 持っていって、重宝しました。


ただし、大疑問点、一つ あります。
最初の 胃腸肛門科クリニックで、肛門周囲膿瘍を切ってもらったとき、看護婦さんから 絶対 ウオッシュレットを使ってください といわれました。紙で拭くと、残った便を傷口に刷り込むことになるからです。 よって、ウォッシュレットがない所では、上の ビデ、それと 新発明の容器で、解決です。ビデは、本手術の大病院の肛門科の先生の処方箋で買いました。使い方、やり方は、ビデオで、見ました。


しかし、5万人の患者さんを見られた、これも女医さんが、ウオッシュレットを頻繁に使うのは、絶対 やめたほうがいい、とブログでおっしゃってます。肛門の微妙な薄い粘膜をゥオッシュレットで洗うと、肛門が雑菌にさらされて、問題を起こすからだそうです。


しかし、手術後の傷口がある状態では、致し方ないですね。


さて、ここで、読んでくださっている方は、何かへんだな と思われていると思います。
ハンドル名からも、おわかりかと思いますが、痔瘻の本手術を受けたのは、ユーロスターの大陸側の駅の都市の大病院でした。
まだまだ、秘密は、一杯。。。。。 
続く