カイロの旅 その8 象形文字ヒエログリフ

象形文字の4段目 32.番号振ってある行の下、 Le Roi とは、フランス語で 王。
ヴェルサイユ宮殿で、ルイ14世 ルイ15世が、儀式で入場する際、儀典係が 大声で
”ル ロア”と 叫びます。 Le Roi の 行は、 エジプトの 王 ファラオを表していて、
最初の方は 楕円丸の前に蜂があるので、 即位名みたいです。申し訳ございません、誰のかは、わかりませぬ。








サッカラで腰をかがめて、30メートル位緩やかなスロープを下って、地下の三部屋の墓室
に入った際、壁一面に このヒエログリフが描かれていました。その部屋のガイドさんが一旦 照明を落として、懐中電灯を壁につけて 壁を照らすと、壁は平らではなく、ヒエログリフが、浮き上がって見えました。いずれにしても、ピラミッドも このヒエログリフも
作るのは、 大変な作業ですね。


ヒエログリフの解読に 最も貢献したのが、ナポレオンが持ち帰った、ロゼッタ・ストーンだそうです。カイロで、最も大規模に考古学の施設を運営しているのが、
 institute francais d'archeologie orientale (IFAO)  で 1880年に創設されました。
上記のヒエログリフは、 IFAO の 印刷部署で、もらったものです。


発掘された木片から、年代を推定する装置とか、考古学関係の本が一番多く所蔵する、図書館部門とかがあります。

カイロの旅 その7 商店街

スベーラ門近くの商店街


頭の上に 焼き立てのパンを載せて、配達なのか、小売なのか、頻繁に みかけました。
バザールの中も 歩き回りましたが、スリとかの気配 なし。珍しがられることも なし。
買いたい物、 申し訳ありませんが、 なし。カイロに来る前までは、エジプト綿のTシャツを 柄のない 真っ白な 厚手の Tシャツを買おうと思っていましたが、服とか、そういうお店の通りには、行かなかったし、最後、空港の搭乗口手前のお土産店で ピラミッド絵柄Tシャツ二枚で四千円 しようがなく 買ってしまいました。 が、その他は、買い物 ゼロ。エジプト経済に貢献できませんでした。
バスのなかから、一回 お肉屋さんを見かけたけど、羊かが、吊るされていて、注文うけたあと、切り取って、秤に乗せるみたい。
あと、夕暮れ時、露天市場の前をとうりましたが、果物屋台は、見かけました
今回の旅では、食品、服 等の お店 チェック できず、残念。





タペストリーに刺繍をするテント職人のお店が並ぶ 一帯
何も買わんじゃった、購買意欲が沸かず。
買いたい物が、ないので しようがない。

カイロの旅 その6 イスラム地区の世界遺産モスク群

ざっくり エジプトの歴史を見ると


古代エジプト王国
紀元前3000年もの間、古代エジプト文明が栄えました。3000年もの長い間、ファラオに富が 権力が集中、一体 何故だ、と おもいます。


紀元前332年
アレクサンドロス大王 エジプト征服、部下のプトレマイオスがプトレマイオス朝を開く。
ここで、他民族が、エジプトを支配するようになった訳です。


ローマ帝国の支配下
紀元前31年にクレオパトラがローマ帝国に負けて、その属州となってしまう。
古代ギリシャのマケドニアが クレオパトラの祖先の地とは、知りませんでした。


メッカの遊牧部族出身の武将に制圧される
641年 アラブ軍がエジプトを征服 ここで、エジプトにイスラム教がもたらされる。
ファーテイマ朝(969〜1171)から マムルーク朝(1250〜1517)まで、カイロは、イスラム世界の中心として繁栄し、インド洋と地中海を結ぶ交易などで、富を得ました。
1571年にオスマン朝スルタンのセリム1世により、マムルーク朝は、滅亡。
オスマン朝は、1517年から1805年まで、三百年も続きました。丁度 江戸時代と同じ 長さですね。


共和国に
1953年ナセル中佐のクーデーターにより、エジプト革命後 2300年ぶりに エジプト人による国家となる。
1956年今日も国家財政の25%もの収入を誇る スエズ運河を イギリス フランスより取り戻し、国有化する。大まかに、大石油タンカー及び大コンテナ船 一隻の通行料 最大5千万円ぐらい? 毎日の平均通行量 約80隻(石油タンカー、旅客船、 コンテナ船、 軍艦 など) 最大の顧客は、欧州と極東(日本じや)を結ぶ 大型コンテナ船を運行する、北欧の船会社 MAERSK だそうです。
 





ガーマ アフマド イブン トゥールーン (9世紀、トゥールーン朝)
宙に浮いているようで、上手く撮れたので、気に入ってる写真です。
この高さ40メートルのミナレットは、外側に螺旋階段がついた珍しい様式です。
バグダッドのアッバース朝のカリフの支配から独立して、エジプトにトゥールーン朝を興したアフマド イブン トゥールーンによって、879年に 完成。
トゥールーンが 青春時代を過ごしたイラクの大モスクを真似たので、螺旋階段がついたそうです。


イスラム教は、641年から広まり、今日まで 続いてます。
イスラム教スンナ派90%
コプト派キリスト教7%





ガーマ、モスク=イスラム寺院
マドラサ   =イスラム教の学校


イスラム教の五行=信仰告白、礼拝、喜捨、断食、巡礼 の5つ


カイロの旅 続きは、また。